先日、レジにいたときの話。
すっと一人の女性が入店し、カツカツとレジに近づいてきた。
私はそれをゆっくり笑顔で迎えようとしていた。
あと3メートル、あと2メートル、「いらっしゃいませ」あと1メートル…
あれ?
なんかおかしい…眉毛がおかしい!!!
(その女性の眉毛は全て剃られ、
青々とした土台に漆黒のアイブローペンシルで
短いうどんのような眉を二つしっっかりと描いていたのだ)
私が混乱に混乱を重ねていると、
私の横にいた同僚Mに「○○の願書はどこにありますか?」
と、その眉毛の女性はMに伝える。
同僚Mは、とても落ち着いていて、クールでデキル女性だ。
ところが、Mは目の前の眉毛に動揺してしまい、彼女の接客史上初めてことばを完全に失い、「あう…ええと…」と言いながら私にすがるようなまなざしを向けた。(その瞬間、私はそのMのまなざしの3分の1は「これ、笑っていいの?」と言っているという風にとらえた。)
一方私は先日見たガキの使いやあらへんでの笑ってはいけないシリーズを思い出し、もしやそれか?!いや、さすがにないと困惑していたが、テレビを見ながら笑わない練習をした成果もあり、自分を懸命に落ち着かせてご案内した。
眉毛の女性がエレベーターに乗り、扉が閉じた瞬間、私たちはレジで全身の息を吐き出した!!
あれは何だったのか、いまだにわからない。
眉毛の女性がとても人の目を見て話ができる女性だったのが、むしろ眉毛アピールのどや顔に見えなくもなかった。
あの頃はモニタリングもやってなかったし…。
謎は闇に消えたままだ…。
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